認知症の人は、わたしたちと同じまちに暮らす「生活者」です。周囲の正しい理解とサポートによって、“できること”の可能性を大きく広げることができます。

 

そのため、医療・福祉・介護といった専門的ケアの分野だけでなく、わたしたちの生活に関わるすべての分野で認知症を正しく理解し、それぞれの立場から出来ることを考え、行動(アクション)することが大切になります。

 

そこで、これまでの専門的ケアの分野での連携に加えて、市民や様々な業種が幅広く参加し、つながる広範囲なネットワークが必要となります。

 

こうした取り組みは、すでにイギリスで先進的に取り組まれており、DAA「Dementia Action Alliance(認知症行動同盟)」と呼ばれています。

れもねいどに込めた思い

 

“れもねいど(Lemon-Aid)”は、宇治市の認知症事業のイメージである「れもん(Lemon)」に“手伝う・援助する”という意味を持つ「えいど(Aid)」という単語を組み合わせたネーミングです。宇治市全体が認知症の人に対して自発的にアクションを起こし、それが広がっていくようにとの願いを込めています。

 

 もちろん、さわやかな飲み物の「レモネード」にかけたネーミングでもあります。マークはネットワークとしてつながり、広がる様を表現して、宇治市のれもんカフェキャラクター“れもんちゃん”がつながったデザインです。

 

 宇治市は『宇治市認知症アクションアライアンス“れもねいど(Lemon-Aid)”』として活動します。