1.認知症のイメージを変えるために

認知症の正しい理解が進む一方で誤ったイメージや偏見が残っています。

 

「認知症あんしんサポーター養成講座」や「認知症を正しく理解するための連続講座」等を実施し、認知症の正しい理解の普及啓発を推進するとともに、それを実践できる人材を育成しています。

2.認知症の人と家族が早期から適切なサポートが

  受けられるために

認知症コーディネーターを配置し、国が設置を進める「認知症初期集中支援チーム」をいち早く立ち上げました。

 

通常の受診が難しい場合でも、早期からの認知症の人とその家族へのサポート体制を整えています。

 

3.認知症の人が安心して様々な活動に参加できる社会を実

    現するために

認知症の人が初期の段階から適切で連続したサポートを受けることにより、認知症が進行しても安心して出かけられる社会をつくることができます。

 

認知症の人とその家族、地域住民、専門職の身近な交流の場として、また、認知症を正しく理解する場として、「認知症対応型カフェ(れもんカフェ)」を開設しています。

 

平成27年3月21日に開催された「第1回認知症フォーラムin宇治」は、宇治市のこの間の認知症のとりくみの集大成として、そして、これから、認知症の人の視点に立ったまちづくりを進めていくことのスタートとして開催されました。

 

宇治市はこれから、医療、介護、福祉などの専門分野はもちろんのこと、市民一人ひとりが思いやりをもってつながり、認知症の人とその家族が届けてくれた想いを、しっかりと受け止め、ひとつひとつ形にしていき、まち全体で認知症の人

を支えることで、認知症の人が自分らしく安心して暮らせるまちをつくっていきます。

 

この決意をわたしたち一人ひとりが共有し、これから先も絶えることにないよう、未来の宇治へ向け、市長自らが「認知症の人にやさしいまち・うじ」を宣言しました。

 

宇治市は、平成27年3月21日に、全国の自治体として初めて「認知症の人にやさしいまち・うじ」を宣言しました。

 

『認知症の人にやさしいまち・うじ宣言』は、これまで宇治市が積極的に取り組んできた認知症施策を更に推し進めるとともに、認知症の人の視点に立ち、誰もがふるさと宇治で自分らしく尊厳を持って、認知症とともに生きていける「認知症の人にやさしいまち・うじ」を実現させるための約束を宣言したものです。