認知症の人は、わたしたちと同じまちに暮らす「生活者」です。周囲の正しい理解とサポートによって、“できること”の可能性を大きく広げることができます。

 

そのため、医療・福祉・介護といった専門的ケアの分野だけでなく、わたしたちの生活に関わるすべての分野で認知症を正しく理解し、それぞれの立場から出来ることを考え、行動(アクション)することが大切になります。

 

そこで、これまでの専門的ケアの分野での連携に加えて、市民や様々な業種が幅広く参加し、つながる広範囲なネットワークが必要となります。

 

こうした取り組みは、すでにイギリスで先進的に取り組まれており、DAA「Dementia Action Alliance(認知症行動同盟)」と呼ばれています。

平成27年3月21日に、全国の自治体として初めて「認知症の人にやさしいまち・うじ」を宣言してから1年。この宣言の実現に向け、認知症を「自分のこと」として捉え、認知症を正しく理解し、相手を思いやるやさしさをもって、自分のできるアクションを起こしていく、『宇治市認知症アクションアライアンス“れもねいど(Lemon-Aid)”』を設立しました。